新年度・4月の子ども達

新年度がスタートして約1ヶ月が経ちました。新入園のお子さんは少しずつ平和の園保育園の生活に慣れてきているように感じますし、進級したお子さん達はいろいろな場面で進級した事に喜びを感じながら生活している様子が見られます。


お部屋では朝の支度や食事準備の仕方が分からない小さいお友達、名札をつけられなかったり、自分で作品に名前を書けなかったりするお友達に対して、新たに年長になったお子さん達が一生懸命お世話をしようと頑張っています。

新たに年長になったお子さん達は、昨年度の年長さん達から小さい人のお世話の仕方をよく学んできた子ども達です。
しかし、それでもあまりに自由気ままに動き回る年少さんに対し“これは一体どうしたらいいんだ?!”と手も足も出ず、ひいてしまうことがあります。
“この人にはどうやってかかわったら良いだろう?”・・・そういう時は、私たち大人がどのようにそのお子さんに関わるのかを、じっと見ている年長さんの姿がありました。

担任があるお子さん(〇〇さん)に関わっている時、何だか視線を感じ、ふと顔を上げるとのぞき込むように熱心に担任が〇〇さんにどんなふうに関わっているのかを学ぼうとしている年長さんがいました。
この年長さんはきっと担任の表情、声かけの仕方、声のトーンやどこを手助けするか・・・など様々なことを学び取ろうとしていたのだと思います。

私は年長さんの姿を見て、私たち大人が手本を示すことを忘れてはいけないなと感じました。

例えば、朝の挨拶をしっかりする、食事中に肘をつかない、靴を脱いだら揃える・・・なども私たち大人の姿を見て、子どもはそれを吸収していきますね。
私たちが無意識にやっていることも子どもにとってはそれが“良いお手本”となります。

私たち大人は子どもにとって重要な環境の一部です。
そのことを意識しながら生活することによって、子どもに良い学びの種を与えることができると良いですね。

(左から、年中さん、年少さん、年長さん、年中さん)
お茶をこぼしてしまった年少さんを助ける為に、年長さんが来てくれました。その両脇では年中さん達が“どう助けるか”をしっかり見ています。
朝の支度を教えてくれる年長さん。年少さんが自分でカバンのファスナーを開けられるよう、おさえてあげています。